こんにちは、suzutoです。
かっこいい写真を撮影したい・・・でもセンスもないし、、なんか難しそう(泣
カメラを手にして、美しい風景や特別な瞬間をキャッチするのは楽しいですよね。でも、「長時間露光」や「長秒露光」って何?「レーザービーム」の撮影はどうやるの?という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ボクも最初はそんな疑問を抱えていました。
そんなあなたに、こんな写真を見たことありますか?
そうです!レーザービーム!長時間露光(かなり遅いシャッタースピード)で撮影した写真です。
(ちなみに東京都南大沢というところで撮影しました。)
カメラで美しい夜景や流れる星を撮影したいと思ったこと一度はあると思います。でも、どうしてもうまく撮れない、ぼんやりとした写真になってしまう…そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事を読むことで、そんな問題を解決します!ここでは、「長時間露光」と「長秒露光」という撮影方法を使って、鮮明で幻想的な写真を撮る方法をわかるように解説します。
レーザービームみたいなかっこいい写真を撮影することができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
長長時間露光と長秒露光の基本?カメラの魅力的な技術を解説!
カメラを使った撮影には様々な技法がありますが、中でも「長時間露光」「長秒露光」は独特の美しさを持つ技術の一つです。では、具体的にどういうものなのでしょうか?厳密には少し意味が変わってきますので最初に解説しますね。
長時間露光とは?
長時間露光とは、シャッターを長く開いて、光をたくさんセンサーに入れる撮影方法です。この方法を使うと、動いているものがぼんやりとした軌跡として写ります。たとえば、流れる星や車の光の軌跡を撮影するときによく使います。普通の撮影では動きを止めて写すことが多いですが、長時間露光では動きそのものを写真に残すことができます。
長秒露光って何?
長秒露光は、長時間露光の一種で、特に長い時間、数秒から数分にわたってシャッターを開ける方法を指します。この方法を使うと、波の動きや雲の流れなど、長い時間にわたる変化を一枚の写真に収めることができます。夜の海や星空など、時間の流れを感じることができる美しい写真を撮ることができます。
なぜこれらの方法が特別なのか?
長時間露光や長秒露光を使うと、目で見ることができない美しい景色や、時間の流れを感じる写真を撮影することができます。普段私たちが見ている世界とは異なる、新しい視点からの景色を楽しむことができます。これらの方法をマスターすることで、写真撮影の幅がぐっと広がります。
長時間露光と長秒露光の撮影方法のステップ
撮影の前に準備するもの
長時間露光や長秒露光の撮影を成功させるためには、いくつかの特別な機材が必要です。まず、手ぶれを防ぐための三脚は必須。次に、長時間シャッターを開けるためのリモートシャッターもあれば便利です。また、レンズの選択も大切。広角レンズであれば、広い景色をキャッチすることができます。
撮影の前に準備するもので必須のものは以下になります。
- カメラ
- 三脚
- 暗い場所や夜の時間帯
カメラと三脚を用意します。
大事なのが三脚で、長時間露光ではシャッタースピードを遅くするため、ブレやすいのでカメラを「ピタッと固定」する必要があるんです。
三脚がない場合は、カメラを固定できる場所に置いて撮影することもできますがあまりおすすめしません。(アングルが厳しいのと完全に固定しにくいため・・・)
僕の場合はゴリラポッドを使用しています。
こんなゴリラの手みたいな三脚です。物などに巻き付けて使用したり、自撮り棒みたいな感じで使用することもできる便利アイテムです。
高さが欲しい場合や安定感を重視した三脚、軽いトラベル三脚などたくさんありますので自分にあった三脚をお探しください。
と言うわけでカメラと三脚をまずは用意しましょう。
また、長時間露光を撮影するには、暗い場所や夜の時間帯が最適です。星空や夜景、流れる水など、光の移動や変化が見られる被写体を選びましょう。
撮影ステップ
以下の手順で撮影します。
- 画角を決める
- 撮影モードをマニュアル
- 手振れ補正をオフ
- シャッタータイマーをセットする
- 撮影
5ステップで撮影していきます。順番に解説していきますね。
画角を決める
まず撮影する場所を決めます。長時間露光や長秒露光の撮影に最適なのは、暗い場所と時間です。夜景や星空を撮影する場合、都市の光が少ない場所を選ぶと、より鮮明な写真を撮影することができます。また、天気も重要。曇りの日は星空を撮影するのは難しいので、晴れた日を狙いましょう。
三脚が置ける場所(カメラを固定できる場所)を選びます。
場所により、三脚禁止等があるので注意です。(人が多い場所、通行の邪魔になる)
車のライトを撮影する場合は、車の交通量が多い場所がおすすめ。なぜなら、光の軌跡をたくさん撮影することができるからです。
撮影モードをマニュアルで設定
撮影モードはマニュアルモードで設定します。
単にシャッタースピードを遅くするだけならSモードで大丈夫ですが、明るくなり過ぎて白飛びしてしまう場合があるので、F値やISOも調節して明るさを適切にする必要があります。
ᖴ値やISOについては以下が参考になるかもしれません。
ポイントはISOはなるべく低く、ᖴ値で調整するのがベストです。
ᖴ値を高くするとライトがウニ✷のような形になり非現実的な描写になります。
画面をみながら適切に明るさを調整していきます。
手振れ補正をオフ
手振れ補正をオフに設定します。
「え?手振れしない方がいいんじゃ・・・」と思うかもですが、手ブレ補正はカメラ側がが画像を揺らしてブレを補正しているのでその時の揺れがブレになる可能性があります。
なので、手ブレ補正はオフにした方がいいです。
三脚なので固定している場合はそもそも手ブレ補正はいらないですよね。
シャッタータイマーをセットする
最後にシャッタータイマーです。5秒か10秒セットしましょう。
なぜタイマーをセットするのか?それはシャッターを押したときのブレをなくすためです。
シャッターを押した時の多少の振動で意外とブレます。なのでシャッターを押した時の些細なブレもとりのぞきます。
撮影
ピントを合わせてシャッターボタンを押します。
タイマーをセットしているのであとは設定したタイマーの後にシャッターが押されます。このとき撮影なブレも生み出さないためにカメラに触ったり、地面に振動をなるべく与えないように待ちます。
些細なブレも極限までなくして撮影するのがポイント!
以上で完了です。
長時間露光と長秒露光を撮影する時の注意点
レーザービームを撮影する時の注意点をまとめました。
以下の通りです。
- 露出が明るくなりすぎないようにする。
- シャッタースピードをかなり遅くするので白飛びしないようにᖴ値を高くして設定する。
- ブレないようにカメラをしっかり固定する。
- 三脚はもちろん、シャッター時の振動やカメラ側の手ブレ補正、周りの環境の振動に注意する。
詳しくみていきましょう!
露出に注意
長時間露光や長秒露光の撮影では、シャッタースピードと露出の設定が非常に重要です。シャッターを長く開けることで、多くの光をセンサーに取り込むことができます。
しかし、開けすぎると写真が白くなってしまうので、適切なバランスを見つける必要があります。絞りやISOの設定も忘れずに行い、最適な露出を得るための調整を行いましょう。
シャッターを長く開けると、多くの光がセンサーに入るため、写真が明るくなりすぎることがあります。これを避けるためには、シャッタースピードや絞りの設定を適切に調整することが重要です。また、ヒストグラムを使って露出をチェックすると、より正確な設定が可能です。
周りの環境に配慮する
長時間露光や長秒露光の撮影には、暗い場所が最適ですが、安全性も考慮する必要があります。夜間の山や森など、危険な場所での撮影は避けた方がいいです。
また、三脚を使うのでなるべく他の人の邪魔にならないようにする。三脚はスペースをとるので、通行の邪魔や周りに迷惑にならないようにしましょう。
マナーを守ってレーザービーム写真を量産して楽しもう٩( ‘ω’ )و
手ブレ、ぼやけに注意
長時間露光では、カメラが揺れないようにすることが重要です。長時間露光や長秒露光の撮影では、シャッターが長時間開いているため、少しの動きでも写真がぼやけてしまうことがあります。これを防ぐためには、三脚の使用は必須です。また、風が強い日は三脚が不安定になりやすいので、重しを使ってしっかり固定することが大切です。
また、撮影中は、他の人や物体と接触しないように気をつけてください。カメラが揺れると写真がぼやけてしまいます。長時間露光では、明るい光源(街灯や車のヘッドライトなど)が写り込むことがあります。それが意図したものでない場合は、撮影する角度や設定を微調整してみてください。
長時間露光撮影のまとめ
撮影方法のまとめです。
準備するもの:
- デジタルカメラまたはスマートフォンのカメラ
- 三脚(できれば使えると便利ですが、なくても大丈夫です)
- 暗い場所や夜の時間帯
撮影場所を選ぶ:
- 長時間露光を撮影するには、暗い場所や夜の時間帯が最適
- 星空や夜景、流れる水など、光の移動や変化が見られる被写体を選ぶ
カメラの設定を調整する:
- カメラのモードを「マニュアル」または「露出優先」に設定します(スマートフォンの場合、プロモードやマニュアルモードがあるかもしれません)
- ISO感度を低く設定します(ISO 100または200など)
- シャッタースピードを遅く設定します(数秒以上)
- オートフォーカスをオフにする(被写体を手で合わせる)
カメラを固定する:
三脚があれば、カメラをしっかりと固定します。三脚がない場合は、手ブレを防ぐためにカメラを安定した場所に置くか、しっかりと手に持ちます(手で固定するのは厳しいので置くか三脚が望ましい)
シャッターボタンを押す:
- カメラのシャッターボタンを押し、シャッターが開いたままにします。
- シャッターが開いた状態で数秒または数分間、被写体を捉え続けます(絶対にカメラを動かさない)
最初は難しいですがぜひ楽しみながら試してみてください。
この知識を武器に、あなたも素晴らしい写真を撮影してみてください。きっと新しい発見や感動が待っています。そして、この記事を読んでくださったこと、心から感謝します。新しい撮影の冒険に、最高の成功をお祈りしています!