こんにちは、カメラ大好きなsuzutoです。
最近、カメラを持ち歩く人が増えてきましたよね?
美しい風景や大切な瞬間をキレイに残したいと思うのは、誰しもが共通の願い。しかし、多くの人が初めてカメラを手にすると、「F値って何?」、「絞りってどう使うの?」といった疑問や不安を感じることでしょう。
そこで押さえておきたいのがカメラのF値(絞り値)なんです。
今回はカメラの「F値(絞り)」の話をします。
F値はカメラで撮影する上でとても大切な「ぼけの表現」に関係してきますので、ぜひ覚えておきたいですね。
例えば、
F値を自在に調節することで、背景のぼけを利用したポートレート写真(左)や、くっきりシャープな風景写真(右)といった感じで撮影することができます。
美しい風景や大切な瞬間をキレイに残したいと思うのは、誰しもが共通の願い。しかし、多くの人が初めてカメラを手にすると、「F値って何?」、「絞りってどう使うの?」といった疑問や不安を感じることでしょう。
僕も最初の頃は全然F値を意識していませんでしたが、オシャレな美しい写真や動画を撮影する時には、覚えておいた方が役に立ちますので、今回は分かりやすく解説していきたいと思います。
この記事を読むと、カメラの基本的なキーワードである「F値」や「絞り」について、小学生でもわかるようなやさしい言葉で解説します。まるで魔法のように難しそうなカメラの知識が、あっという間に身につくでしょう。
そして、キレイな写真を撮る第一歩として、正しい知識を持ってカメラを楽しむことができるようになります。
疑問を抱えているあなたも、この記事を読めば「ああ、だからこんな写真になるのか!」という理解が得られるはず。今、カメラの世界への第一歩を踏み出しましょう!
もちろん一眼カメラなどのカメラだけでなく、今ではiPhoneなどのスマホ撮影でもF値の設定ができますのでF値を覚えて表現の幅を広げましょう!
【簡単に覚える】F値とは?
カメラを使って写真を撮るとき、特に一眼レフやミラーレスカメラを使用する場合、写真の明るさや背景のボケ具合を調整するために、「F値」と「絞り」という言葉をよく耳にすることでしょう。これらの言葉は、カメラの基本的な操作に深く関連しています。では、具体的にこれらの言葉が何を意味するのか、詳しく解説していきます。
F値は「絞り値」と呼ばれ、画像のようにカメラのレンズの「絞り」を開く量を調節する値です。
レンズの明るさを示す数字のことを指します。この数字が小さいほど、レンズは明るく、大きいほど暗くなります。F値が小さいと、より多くの光をレンズが取り込むことができるため、暗い場所でも明るい写真を撮ることができます。逆に、F値が大きいと、レンズが取り込む光の量が少なくなるため、明るい場所での撮影に適しています。
カメラの明るさやぼけ感といった撮影においてとても重要な役割を果たしています。
F値で明るさが変わる
絞りは、レンズの中にある開いたり閉じたりする輪のことを指します。この輪が大きく開くと、多くの光がカメラのセンサーに入ります。逆に、この輪が小さくなると、光の量が少なくなります。絞りの大きさを調整することで、写真の明るさや背景のボケ具合を変えることができるのです。
画像のように「絞り」を開く量が大きくなると、光を取り込める量が大きくなります。
注意しなければならないのは「F値」は小さくなればなるほど「絞り」を開く量が大きくなり明るくなります。
例えば、
数字が大きくなると「絞り」を開く量は小さくなります。数字が上がれば明るくなると思いがちですが少し注意が必要ですね。
「絞り」を最大まで開いた場合は開放となり1番明るい状態となります。
これを開放ᖴ値と呼びます。
開放ᖴ値はレンズにより異なりますが、レンズに記載があります。上の画像のレンズの場合は開放ᖴ1.8(表記1.8/3.5)となります。
簡単に言えば、F値と絞りは、写真の明るさや背景のボケ具合を調整するためのツールです。これらを上手に使うことで、様々な表現ができる写真を撮影することができるようになります。
F値でぼけの調節
ᖴ値は「ぼけ」にも大きく影響します。
ᖴ値を小さくするとぼけやすく、F値を大きくするとぼけにくくなります。
ポートレート撮影(人物撮影)など被写体を強調させるため背景を強くぼけさせたい場合は開放ᖴ値を使うと、ぼけ感を得やすくなります。
解放F1.8で撮影した写真↑
ぼけ感をアップさせると被写体を強調させるのに最適ですね。
「じゃあ全部、開放を使えばいいんじゃない?」と思うかもですが、ᖴ値は小さくすればするほど明るくぼけやすくなりますが、デメリットもあります。
こんなデメリットも・・・
ピントが合わせにくくなる
ピントが合わせにくくなる場面はᖴ値を大きくした方がいいです。
人間で例えると、「目を細めてピントを合わす」みたいな感じです。小さい文字を見る時、目を細めると見やすくなりますよね。
特に被写体が小さくピントを合わせにくい場合はᖴ値を大きくするとピントを合わせやすくなります。
シャープさ(キレ)がなくなりやすくなる
開放ᖴ値を使用するとシャープ(キレ)がなくなりやすくなります。
風景写真みたいにくっきり撮影して背景をぼかしたくない場合もありますよね。そういった場合はᖴ値を大きくします。
ただ、ᖴ値を大きくすればするほどシャープになるというわけでもなく、絞りすぎると逆にシャープさや解像度が悪くなる(回折現象)が起こるので注意が必要です。
ちなみに、開放ᖴ値から少し絞った時が最も解像感が良くスイートスポットと呼ばれています。このᖴ1.8のレンズの場合はᖴ2.0から2.4あたり。
レンズごとにで最高に綺麗に撮影できるF値があります。
撮影の際は、意識してみるといいかもしれません。レンズにより異なりますので実際に試してみるのも面白そうです。
「F値」と「絞り」の関係性とは?写真の質を上げるためのコツ!
「F値」と「絞り」は、とても密接な関係にあります。これらの言葉が示すものを理解し、適切に使いこなすことで、写真の質を大きく向上させることができます。では、この二つの関係性と、写真のクオリティを上げるコツについて見ていきましょう。
F値が小さい=絞りが大きく開いている
F値が小さいとき、例えばF1.4やF2.8のような場合、絞りの輪は大きく開いています。これにより、多くの光がセンサーに到達するため、暗い場所でも明るく撮影できます。また、背景がぼやけて、被写体が際立つ効果が得られます。これを「浅い被写界深度」と呼びます。
F値が大きい=絞りが小さく閉じている
一方、F値が大きいとき、例えばF16やF22のような場合、絞りの輪は小さく閉じています。この状態では、少ない光しかセンサーに届かないため、明るい環境での撮影に適しています。また、背景も鮮明に写るため、全体的にクリアな写真が撮れます。これを「深い被写界深度」と呼びます。
写真の質を上げるためのコツ
- 被写体を強調したい場合:F値を小さくして、背景をぼやかしましょう。
- 風景写真のように全体を鮮明に撮りたい場合:F値を大きくして、被写界深度を深く保ちましょう。
- 動いている被写体を撮る場合:F値を調整してシャッタースピードを速くし、動きを止めることができます。
これらの基本的なコツをマスターすることで、様々なシーンでの撮影が楽しくなり、更に上手な写真を撮ることができるようになります。F値と絞りのバランスを上手く取ることで、あなたの写真は次のレベルに進むでしょう!
【まとめ】カメラの「F値」と「絞り」を理解し、写真撮影の楽しみを倍増させよう!
本記事の内容を振り返ります。
ᖴ値は絞りの大きさを表し、光を取り込む量を明るさを左右するのに重要。
ᖴ値を最大まで小さくした状態を「開放ᖴ値」と呼ぶ
開放ᖴ値から少し絞った状態が、スイートスポットになり解像が1番キレイになると呼ばれている(レンズにより異なる)
撮影においてᖴ値は超重要なので覚えておきましょう!
カメラの世界には、多くの専門用語や技術が存在します。その中でも、特に初心者にとって重要なキーワードとなるのが「F値」と「絞り」です。これらの言葉をしっかりと理解し、実際の撮影に活かすことで、写真のクオリティは飛躍的に向上します。
「F値」とは、レンズの明るさを示す数値で、この数値が小さいほど明るい写真を撮ることができます。逆に大きいと、明るい場所での撮影に適しています。一方、「絞り」はレンズ内の開閉する輪のことを指し、この輪の大きさを調整することで写真の明るさやボケ具合をコントロールできます。
これらの要素を組み合わせることで、被写体を強調した写真や、全体を鮮明に撮影する写真など、様々な表現が可能となります。例えば、人物のポートレートを撮る際には、F値を小さくして背景をぼやかし、被写体を強調するという技法が役立ちます。一方、風景写真を撮る際には、F値を大きくして全体をクリアに撮影すると良いでしょう。
最後に、カメラを楽しむための最大のコツは「実際に撮影を繰り返すこと」です。理論だけではなく、実際にカメラを手に取り、F値や絞りを変えながら撮影を楽しんでみてください。それによって、自分の好みやスタイルを見つけることができるでしょう。カメラの魅力を存分に楽しみ、素敵な写真を撮影しましょう!
参考に今回の例で紹介したレンズを紹介しておきます。ぼけ感最高ですのでぜひ。
ᖴ値小
F値大